こんにちは。ハートフルコミュニケーションズ、ブログ担当のオギーです。
今回は、前回の続きで人生の宿題について。
続編になるのでこの記事を読む前に前回の記事をご覧ください。
簡単に前回の話をさせていただくと
僕の成長のためには父とのわだかまりを解消する必要があり
突発的にそれをすることを決め、話し合いをしました。
父の過去の話を聞いたり、僕が父にどう思っていたか
何をしてほしかったかをすべて伝えました。
父の本音を聞くこともでき、僕の思い込みもあったことがわかりました。
全てを話し終えたところまでが前回のお話です。
最後のミッション
全てを話し終えた僕は帰ることにしました。
玄関で靴を履いていると父と母が玄関で送ってくれます。
僕「あ、最後にやり忘れたことがある」
父「なんだ?忘れ物か?」
僕「最後にハグして帰るのが今日のミッションだった」
靴を脱ぎ、恥ずかしくなる前に父を抱き寄せる僕。
33年間で父に初めて抱きしめられました。僕の記憶にはなかったし
父もこんなことをするのは初めてだと言っていました。
身長は同じくらいで決してがっしりした父親らしい体つきではありませんが
僕がずっと欲しかったものです。
父も恥ずかしがらずギュッと抱きしめてくれました。
母「なに、気持ち悪っ!」
僕「まあ、そう、やきもち焼くなよ」
そう言って今度は母にハグしましたが母は抱きしめてくれませんでした(笑)
両手を開いたまま、僕に触ってはいけないかのようにただ人形になっていました。
まあ、ハートフルでは普通にハグをしているので僕は何も感じませんが
一般人からしたら特に日本は抵抗があるようですね。
そして僕は実家を後にし、車で帰る道中、今日のことを振り返りました。
正直、期待していたような大きな感動はありませんでした。
なんだ。こんなもんか。
確かに今まで言えなかったことを全部言えたことはスッキリしました。
ただ、僕も父も大号泣して、今までとは違う視界がパーッと見える。
そんな展開はありませんでした。ちゃんちゃん。
その後の僕の変化は?
とは言え感動エピソードがなかったからと言って得たものがないわけではありませんでした。
数日間たった今でも実感できることがあったのです。
【過去を切り離し、楽になった】
僕は父が嫌いでした。
でも、それをずっと引きずっていたせいで苦しめていたのは自分自身だったのです。
自分で足かせを外すことができ、それは過去の話と終止符を打つことができました。
これにより、やっと心から親に感謝できるようになりました。
【自分の本当にやりたいことが明確になった】
自分の過去を完了させることで余計なことを考えなくなりました。
自分がやりたいことに向かって今すべきことは何か。
それだけを考えることができ集中できている状態です。
【他人と比べなくなった】
本当にやりたいことにまっしぐらになると人と比べなくなります。
今までの僕は「人の役に立たないと認めてもらえない」
そう思っていたせいで他人と比べ、できていない自分にまだまだもっとを繰り返していました。
でも、今は違います。「人の役に立ちたい」
前向きな気持ちになった時、自分のやりたいことを実現するためには他人と比べようがありません。
だからか、他人が視界から外れました。比べるのは昨日の自分です。
「昨日の自分より夢に一歩近づいたのか」それだけなんです。
これはけっこう大きな自分の中の収穫です。
あなたには価値がある
父との何気ない会話の中でわかったことがあります。
父が母と結婚するかどうか迷っている時、祖母が言ったようです。
「早く孫の顔が見たい」
孫というのはつまり僕です。確かに祖母にはかなりかわいがってもらいました。
で、何が言いたいかというと僕が生まれてきたことで祖母に幸せを与えました。
もう祖母は他界して、たいして恩返しができておりませんが生きていただけで喜びを与えたんです。
ということはあなたも同じです。
自分がいるだけで誰かに価値を与えているということ。
誰かと比べなくても、あなたは誰かの役に立ってますよ。
私なんて役に立っていない。そう思っている方がいらっしゃればそれは思い込みかもしれませんよ。