こんにちは。ハートフルコミュニケーションズ、ブログ担当のオギーです。
「私はこれからこう生きる!」
そう決めるのが生き方決断です。メンタルコーチングクラスでは8か月間、ひたすら自分と向き合います。
正直、自分の嫌な部分と向き合うので一時的にメンタルが落ちることもあります。
でも、それを乗り越えた時、本当は自分がどう生きたいのかが見えるようになります。
そして、今回6人の生徒が力強く自分の生き方決断を発表し、見事全員合格しました。
僕も生徒の一人だったので発表させていただきました。
30分の講演の内容をすべて書ききることはできないので省きながらお話ししますので
お付き合いいただけると幸いです。
オギーの生き方決断「稲穂のごとく強く、柔らかく生きる」
僕は強さもあり、でも優しさも持ち合わせたそんな人間でありたいと思っています。
それを何かに例えた時、稲穂が思い浮かびました。
柔らかいはしなやかに芯のある弾力を持った、折れない柔らかさという意味です。
自分自身はただ上を見て、強く育ち、そしていずれ実をつけるようになり
その実りを周りの人に分け与えて生きる。そんな意味を込めました。
そしてこれに至った経緯をお話ししていきます。
教師一家の家庭で育った僕
僕の親戚中は学校の先生です。
割と真面目で固い環境でしたが家族仲は決していいものではなかったのです。
両親はいつも仲が悪く、普段は葬式のように無口、会話かと思えばケンカ。
そんな日々でした。
父はいつもムスッとしていて、気に入らないことがあると怒る。
しかもそれがいつも自分の主観で人の気持ちを考えられるような人ではありませんでした。
子供のころはよく理不尽なことで怒られていたので
「僕は絶対、こんなやつみたいにはならない!」
小学生のころにはそう決めて、父に対する反面教師で生きてきました。
ムスッとしている→人には感じよく接しよう
主観的で理不尽→ちゃんと相手の立場も考えて発言しよう
すぐ感情的になる→怒らない、冷静に話をする
これを徹底的に意識してきました。
母はかなり心配性で一目ばかりが気になる人でした。
いつも他人からどう思われているかが気になり、何かにおびえながら過ごしているようでした。
僕もある程度大人になり、大学生になると自分でやりたいことを自分で決め、行動します。
すると「お母さんは、あなたが心配で」と泣き出すことが時々ありました。
その心配は何か否定されているような感覚で苦しかったのです。
家族との心の距離はどんどん離れていき、家族がそろっていても一人ぼっちの感覚でした。
「誰か僕のことを本当にわかってくれる人はいないのか」
自殺願望から救ってくれたある本
僕は社会人1年目で大きなクレームを起こしました。
何度謝りに行っても怒られ、会社も上司も守ってくれない
家族には本音も言えず、平気な顔をして過ごす。
分かり合える彼女や友人もいませんでした。
「あーもう楽になりたい、死にたい、でも死ぬ勇気がない」
当時、心の支えになったのは本で、メンタルケアの本を
ブックオフでたくさん買っては読みあさり、一時的になんとか心を保っていました。
ある本にこう書いてありました。
「自分が救われたければ、人を救いなさい」
この言葉が今でも僕の行動指針になっています。
そして、僕はある行動に出ました。
人を救って本当に救われたのは自分
僕はその本を読んでからあるチャットアプリをダウンロードしました。
そのアプリ内は当時の僕のように病んでいる人がたくさんいて、助けを求める投稿が山ほどありました。
そして僕は片っ端から声を掛けました。
「大丈夫ですか?」「つらいですよね」「一緒に耐えましょう」
するとこんな返事が返ってきます。
「ありがとうございます。あなたのおかげで救われました」
「あなたのように寄り添ってくれる人間になりたいです」
そういうありがたい言葉をもらいました。
そして自己肯定感が上がり、救われたのは自分でした。
僕を挑戦体質に変えてくれた妻
自己肯定感は上がったものの、今の妻と出会ったころはまだ依存体質でした。
仕事がつらく、彼女がいないと不安でたまらない。
なんて頼りない男でしょう(笑)
でも、彼女はずっとそばいてくれ、僕を応援し続けてくれました。
今でも転職しても一時的に収入が下がっても、二人の時間を削って仕事をしても
文句も愚痴も言いません。いつも僕の気持ちを尊重し見守ってくれます。
本当に最高の妻には感謝の気持ちばかりです。
人は本当にわかってくれる人がいれば変わることができる
正直、僕は失敗の連続です。うまくいくことの方が圧倒的に少ないです。
メンタルが落ちることだってたくさんあります。
でも、いつも肯定してくれる妻がいる限りあきらめはしません。
人は一人では生きていけません。
でも、誰か一人でもわかってくれる人がいれば動き出すことはできます。
だから今度は僕が仕事ではその役割です。
「大丈夫。ちゃんと見てるよ」「危険は察知するよ」「次はこうやろうね」
「あきらめるにはまだ早いよ」
そんな風に声をかける。
僕は過去の自分のように孤独を感じている人のカウンセラー。
そして彼らが自分の壁を乗り越えた時、誰かのカウンセラーになってほしい。
「自分が救われたければ、人を救いなさい」
あの時、僕を救ってくれた本の教えを伝えたい。
そして、ハートフルコミュニケーションズが掲げる
「一家に一人カウンセラー」
これを本気で目指します。
稲穂のごとく強く、柔らかく生きる。
小木曽元彦の生き方決断でした。
あなたも生き方決断作りませんか?
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
僕がどんな思いで仕事をしているか伝わっていたら幸いです。
あなたがどう感じられたかはわかりませんが
生き方を人に聞いてもらうことで自分を知ってもらう。
そしてそんな生き方に賛同してくれる仲間や家族が増えていったらどうでしょうか。
あなたのその決断が誰かを救うとしたらそれも最高のカウンセラーです。
次のメンタルコーチングクラスは来年1月からスタートです。
ぜひ、興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。