こんにちは。ハートフルスタッフ、ブログ担当のオギーです。
本日は親子のわだかまり解決の最終章です。
前回までの内容をチェックしていない方は「初挑戦!(第1章、2章)」
をまずはご覧ください。
この僕の初の仕事がどうなったか、そして何を学んだかをシェアさせていただきます。
いよいよ答えを出すとき
妻のお兄さんとお父さんのわだかまりを解消するということで
僕は両者の思い、意見を聞き取ってきました。
お父さんは自分が過酷な状況で育ってきたため、知らず知らずのうちにお兄さんに厳しくしていた。
お兄さんは長男ということもあり、プレッシャーもありながらも家族の言う事を聞いてきた。
そしてお父さんにお兄さんの思いを伝えました。
お父さんが出した結論は
「病気を治すのが一番だから今は会わない方がいいだろう」
と言っています。
ここまでが前回までのお話です。
1/4のことです。僕は妻の実家で1週間過ごし、僕の実家に移動します。
その途中でお兄さんの家に行き、お父さんの結論を伝えに行くことになっていました。
言いにくい瞬間
お兄さんの家につき、僕とお兄さんは着席しました。
僕「この1週間でいろんな話をしまして、お兄さんの思っていることすべてお伝えしました。」
兄「どうだった?」
僕は言葉を選びながら迷いつつも先に結論から言うようにしました。
僕「結論から先に言ってお父さんの認識とお兄さんの認識がずれていました。」
兄「やっぱりそうだよね。」
僕「お父さんは農業や家を継いでほしいとは思っていませんでした。
ただ、お父さんが生きているうちは忙しい時は手伝って欲しかっただけだと。」
兄「いや。俺手伝いに行ってたけどね。」
お兄さんの表情が一瞬くもりました。
このままを話すと感情的になりそうだったのでフォローを入れながらこう言いました。
僕「お父さんはもっと意思を言って欲しかった。思っていることを伝えてほしかった。と
ただ、これに関してはお父さんも同じことが言えます。
じゃあお父さんも家を継ぐ必要はないけど手伝いに来てほしいと伝えていないじゃないか。
僕はお父さんがこれを主張するのは違うのかなって思ってます。」
兄「うん。。。」
僕「でも、お兄さんが長男だから継がなければならないというのは勘違いでしたよ。」
お兄さんは納得していないような表情でした。
正直、これには少しがっかりしました。
なぜなら、自分の勘違いだったということに大きな気づきがなければ
俺は悪くないの一点張りになるからです。
僕が自分の父親とのわだかまりを解消できたのは自分の勘違いに深く気付いたからなんです。
そっか。オヤジに愛されていないというのは僕の勘違いで本当は別の愛の形だったんだって。
これがあったからこそ、ちゃんと解消できたのです。
あー。これは受け取れないか。今の状態じゃ冷静な話し合いにはならないだろうな。
僕は続けました。
僕「お父さんは病気を治すのが最優先だから今は会わない方がいいだろうと結論を出しました。
お兄さんはこれに対してどう思いますか?
兄「俺も会いたくない!答えは変わらない。しばらくは帰らない」
僕「ただし、お父さんからの伝言です。こちらに来るな!はやめてほしい。と
孫やお兄さんの奥さんには会いたいから。別に会わないようにその時間にいなくなるのは勝手だけど。」
兄「それはわかった。」
そして、二人はしばらくは会わないという結論を出しました。
僕としては、あって話し合いをしてほしかったものの、当事者二人が出した結論なのでそれ以上は言えません。
ただ、どうしても言いたかったことだけは伝えるようにしました。
僕「僕は自分の親の問題を解消してわかったことだから言いますね。どっちが悪いとかではなく、
お互いの意思を伝えあうことが大事です。お兄さん自身が勘違いをしていたことで自分を苦しめていました。お父さんを憎むことで自分が苦しみます。相手を許すのは自分のためにするんです。
だから早めに解決することをおすすめします。その時は僕が立ち合いますから。」
兄「わかったよ。ありがとうね。いろいろ話してくれて。」
僕「いえいえ、カウンセラーですから。」
これで僕の仕事は終わりました。個人的には不完全燃焼ではありますがやれることはやりきったと思います。
奥さんにもこれでよかったのかなあと聞きました。
最後までよくやってくれたよ。ありがとう。解決にまで至ってないけど今のベストアンサーだったと思うよ。
そう言ってくれました。最後の修羅場を乗り越えて和解してほしかったのですが今回はそこまで行きつかなかったのは悔しいですがコンテニューということで終わりました。
もし、お父さんとお兄さんの和解の場ができたらまたお話ししようと思います。
今回の挑戦でわかったこと
自分の親子問題、そして妻の親子問題を取り扱ってみてわかったことがいくつかありました。
①ジャッジはしないこと
客観的に見た時、両者は「自分は悪くない、悪いのはあいつだ。」そう思っています。
もちろん、これを直接口に出してはいませんが言葉を聞いていればそう主張したいのだなとわかります。
これは受け取り側の解釈なので良いも悪いもジャッジできません。
ただそう受け取ってしまっただけ。
問題なのは「あいつが悪い」と決めつけること。
これは相手がいて相手なりの解釈があります。
相手だって自分の解釈があるから良いも悪いもジャッジできません。
相手は悪くない=自分が悪いと考えてしまうからやっつけようとしてしまうのです。
自分も間違ってないけど相手が悪いわけでもない。それでいいじゃないですか。
あなたはそう思うのね。私はこう思うよ。で終わったらいいんです。
②相手はこう思っているだろうという決めつけがある
自分はこんな思いをしたんだ。だから相手は絶対こういうふうに思っている。
自分の主張なんて受け入れてもらえないんだ。
これ、勝手に決めつけていて意外と相手は違うことを思っていることが多いです。
まだ、伝えてもいないのに言ったって無駄と思い込んでいるパターンです。
③言いにくくなった何か原因となる出来事がある
本音を伝えあえない環境になったのは何かできごとがあったからです。
聞いてもらえなかった。被せて押し付けられた。傷つく言葉を言われた。など。
だからこそ子供のころから話をしっかり聞き入れること、考え方にジャッジをしないことが大事だなと感じました。
④今更言ったって。というマインドを外す。
子供のころの体験を今更伝えたって過去が変わるわけじゃない。
だから伝えたって無駄だ。これは余計な思考でしょう。
相手に伝えるだけでもスッキリするし自分の未来が変わってきます。
親子のわだかまりご相談ください
自分も親(子)とうまくいってないままだな。過ごしづらいな。会いたくないな。
過去の僕のように親(子)を避けたくて仕方ない。
でも本当は解消した方がいいのはわかっている。
そんな方がいらしたらオギーを頼ってみてください。
1人でやろうとすると相当な勇気がいります。
何を伝えたらいいのか。何をわかればいいのか。
一緒に相談しましょう。
ご相談は下記よりお気軽にお申し込みください。
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