明けましておめでとうございます。ハートフルスタッフブログ担当のオギーです。
年末年始はゆっくりできましたか?
オギーはある初めての挑戦をしてきました。
12月の人生理念の発表で僕は「親子のわだかまりを解消する立会人の仕事をする」ということをひとつ発表させていただきました。そしてその案件が実際に現れたのです。
少し長い話になるので3回に分けてブログに書いていきます。
ことの始まり
さて、今回のお仕事の経緯としてこんな出来事がありました。
クライアントは僕の妻です。彼女の父と兄のわだかまりを解消してほしいという案件です。
事件が起きたのは2024年の5月のこと。
彼女の兄は2024年の春に病気が発覚し、治療を受けていました。
簡単に治る病気ではないため親御さんや僕ら、近所の方も心配していました。
GWに妻の実家で僕ら夫婦、兄の家族とご両親でタケノコを掘っていたところ
お兄さんとお父さんが口論になり、大喧嘩に発展、すぐに家に帰ってしまいました。
そして、事態は解決に向かわないまま、お兄さんは正月に実家に帰ってこないと宣言されました。
僕や妻はその場にいたので「そんなに意固地になることかなあ?」と不思議には思っていました。
お正月までにいろいろと親子のすれ違いがあり、溝は深まる一方。
ついに妻から「あの二人をなんとかしてほしい」と依頼がありました。
よし。これから僕のやっていきたいことだからまずは練習だ!
とわだかまり解消を試みることにしました。
子供側の意見
そして12/29にその時はやってきました。
妻は実家までの通り道だからということを口実に兄の家に行くことを伝えていました。
僕ら夫婦が家につくと姪っ子が嬉しそうに出てきます。
わだかまりを解消しに来たと伝えていないのでどう話に入っていこうか考えていました。
するとお兄さんから話しかけてくれました。
兄「もっくん(オギー)5月のことは悪かったね、あんなみっともない姿見せてしまって。」
僕「いえいえ、僕は何も。たいへんでしたね。」
するとお兄さんはそのまま話し出してくれました。
兄「実は昔からずっと我慢してきたことがあったから爆発してしまった。あのことはただの引き金なんだ。」
これはラッキーでした。お兄さんから話を振ってくれたので僕は打ち明けました。
僕「実は今日はお兄さんの話を聞きに来ました。お父さんにはなかなか言えないと思うので僕が代わりにお兄さんの気持ちをお伝えしますよ。」
妻「性格診断(プロファイリング)もやっていろいろ見てくれるって」
こんな流れからうまくスタートを切れました。
僕は中立の立場なのでどちらかの肩を持ってはいけないと思いましたが
まずは信頼関係を作るため自分の話をして共通の気持ちであることを試みました。
僕「実は僕も親のことが大嫌いでした。心配って子供からしたら負担ですよね。なんか自分が悪いことをしてるみたいで罪悪感を感じたりしませんか?」
兄「そうなんだよ。わかってくれてありがとう。(握手を求める)」
よし。掴みは大丈夫そうだ。
そしてお兄さんの過去嫌だったことをすべて聞き取りました。
僕「嫌だったエピソードは?」「その時どんな気持ちだった?」
「本当はどうしてほしかった?」「受け入れられるところは?」
僕は代理人です。お父さんからの質問にも対応できるよう聞けることは全部聞き取りました。
そしてある程度聞き取れた後で心理分析プロファイリングを使いさらに深層に入っていきます。
僕「グラフではこう出てますけど、過去思い当たることは?」
「こういうことされると嫌だとかむかついたりしません?」
分析を取ることでお兄さんが言っていないようなことまで深く聞き取りができました。
調子に乗ってきた僕は芯だしコーチングまで行い、お兄さんの思考プログラムを探りました。
やりたいことをやろうとすると成長できない子。
やりたいことをやろうとするといなくなる子。
なるほど、これがお兄さんのストッパーになっていたわけか。
ここまでやるとお兄さんの内面はほぼコピーされたようなものです。
雑談などもありましたがここまでに3~4時間ほどカウンセリングに時間をかけました。
お兄さんはたくさん話を聞いてもらってスッキリしたと満足気でした。
ふーやれやれ。とりあえず子供側の意見は聞き終わったぞ。
昼一にお邪魔して終わったころには晩御飯の時間でした。
みんなで食事に行こうということになり、僕と妻はお兄さんにご馳走してもらいました。
次回予告
食事が終わった後、僕らは妻の実家に向かいました。
次はお父さんの心情を聞き取らなければなりません。
これもけっこうたいへんでした(泣)
次回をお楽しみに。